紫外線上手に取り入れてビタミンDを生成させエイジングケア
紫外線の悪い事ばかりが、クローズアップされていますが、
紫外線を目の敵にしては、ちょっとかわいそう(笑)
実は、紫外線は悪いことばかりでなくて、体に!そして意外にもお肌に!!
いい影響を与えることもあるのですよ。
紫外線の効果を知って、これから紫外線が気になる季節の中で、上手に生活に取り入れていきましょう。
紫外線の効果
紫外線は、殺菌作用、体内時計を正常化、血行促進・新陳代謝の促進、免疫力を高める、自立神経系のバランスを整える、人間にとって必要不可欠な「活用性ビタミンD(ビタミンD3)」の生成するなど、
意外とたくさんありますよね。
紫外線は老化の大きな原因ですが、全く浴びないというのも、健康に響いてしまいます。
今日はその中でも、肌のシワやたるみに関係したり、美しい毛髪の関わりの大きい「紫外線とビタミンDの関係」をお話をします。
日光に浴びることで生成されるビタミンD
ビタミンD(カルシフェロール)は、脂に溶けやすい”脂溶性ビタミン”(脂肪組織や肝臓に貯蔵されるビタミン)のひとつです。
水に溶けやすい水溶性と違い、水に溶けないので尿から排出されにくいのが特徴です。
また、ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を手伝い骨を丈夫にしたり、
遺伝子の働き(免疫の向上・糖尿病予防・発がんの抑制)を調整しています。
ビタミンDの含有量が多い食品は、文部科学省が発表している「日本食品標準成分表」を見てみると
肉類よりも、ダントツ魚にビタミンDは含まれています。
特に「あんこうのきも」にとても多く含まれていました。
他に、「しらす」「あじ」「かれい」「さけ」など魚類に多く入っています。
とはいえ、魚より肉を食べる機会が多くなって、なかなか食品から十分なビタミンDを摂ることができません。
しかし、素晴らしいことに、ビタミンDは食べ物だけでなく、日光を浴びることで体内で生成可能なビタミンでもあるのです。
美肌や美髪に影響するビタミンD不足
2011年に、アメリカのエール大学が「骨密度の低い人ほどシワができやすい」という研究結果を発表しました。
シワやたるみはコラーゲンの減少が原因の一つ。
その筋肉の土台となるのは「骨」。
実は、肌の弾力やハリだけでなく、骨を支えているのも「コラーゲン」なのです。
コラーゲンが減少してその骨密度が低くなるということは、肌の弾力やハリもなくなってしまうことにつながるのです!!
また、丈夫な骨を作るために欠かせない「カルシウム」が減少すると、骨密度が下がるだけでなく、骨は痩せていきます。
頭蓋骨が痩せてしまえば頭皮がたるみますし、頭皮がたるむということは顔全体がたるんできます。
丈夫な骨を保つためにも「コラーゲン」「カルシウム」、そして骨をつくる「ビタミンD」は絶対に欠かしてはいけないのです。
髪の毛とビタミンD の関係
髪の毛とビタミンD の関係は、髪の毛を生産する細胞をビタミンDは、サポートしています。
実は髪の毛は毛母細胞で生まれた時は、毛は白髪なのです。
どうやって黒くなるのかと言うと、毛母細胞の隣りの色素細胞(メラノサイト)が、新しい髪に黒い色を付けていくのです。
この「メラニン色素」を創りだしている色素細胞はカルシウムによって活性化されますが、ビタミンDがないと腸から吸収できないのです。
白髪のできにくい細胞を育てるのにもビタミンDは欠かせない存在です。
また、頭皮の細胞は、活動と休止のサイクルを繰り返していますが、薄毛の原因の多くは、一旦休止になった細胞が休んだままになってしまい、活動が止まってしまっているのです。
これらの細胞を再稼働させるのがビタミンDと、それをつなぎ止めておくのがビタミンD受容体なのです。
日光浴のススメ
そこで、日光浴をオススメします。
「えっ⁈」と思われるかもしれませんが、
身体に必要なビタミンD3の生成のためには、日光を1日に両手の甲の大きさの皮膚に10分浴びれば、良いと言われています。
全身でなくてもいいのです。
とはいえ、紫外線の一番強い時間帯の午前10時~14時の間に当たるのは、抵抗がありますよね。
この時間帯に紫外線を無防備に浴びるのは逆効果です。
ビタミンD3 の生成に最も効果的なのは、
朝日が昇ってから午前9時までの間に降り注ぐ紫外線だと言われています。
この時間帯に、日光に当たることをオススメします。
まとめ
紫外線は、朝浴びることで、体内時計もリセットさせ、スッキリ目が覚め、代謝も上げることができます。
これからの季節、紫外線と上手にお付き合いするために、
朝の太陽の光を感じながら、気持ち良い空気を吸いながら、一日をスタートさせるのはいかがですか?
紫外線パワーの力も借りてビューティアップしていきましょう!!(日中はしっかり日焼け止めをつけて下さいね。)
*オススメ日焼け止め*